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April 14, 2008

●老人と犬

Camera:Leica M8
Lens:Canon f/0.95

公園で写真を撮っていると
腰の曲がった老人が声をかけてきた。

またカメラのことかなと思い振り返ると
えさをあげていいですか、と言う。
ええ、いいですよ、と返事をすると
クッキーとジャーキーをくれた。
ぽちこは大喜びだった。
彼が持っていたカバンの中には犬のおやつがどっさりと入っていた。
名前はなんというのですか?と訊かれたので
ぽちこです、と答えると
その老人は一際うれしそうに、そうか、ぽちこ、可愛いな
と言いながらぽちこの頭をくしゃくしゃと撫でた。
老人の様子を写真に撮ろうかと思ったが、撮らなかった。
老人は、うちにも犬がいたのですが3年前に死にましてな、
と呟くように言った。
何と返事をしていいのか、言葉が見当たらなかった。
さ、お散歩に行きなさい、とぽちこに話しかけ
老人は帽子を深く被り、杖をつきながらゆっくりと去っていった。

カバンの中に犬のおやつを入れ
3年前に死んだ犬のことを想いながら
独り散歩する老人。

その日の夜、優しいけれど悲しい雨が降った。

Comment

もう、ぽちこちゃんの笑顔がたまりません。。
3枚目もものすごく好きですが^^

そうですか...
そんな方がいらっしゃるのですね。。
きっとたくさんの素敵な想い出と共に
お散歩してらっしゃるのかもしれませんね。
今夜も雨ですね...

yoccaさん
この日のぽちこはおやつがないのに、珍しくカメラ目線。
春になってウキウキ気分だったのかもしれません。
自分もいつか
このおじいさんのようになる日がくるかもしれない
いや、間違いなくくる、と思うとなんとも言えず複雑な気分です。

そのご老人の気持ちがわかります。
そのときの雰囲気が伝わってくるようです。

mintonさん
世間にはいろんな人がいて、それぞれの孤独を抱えているのですね。

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